レーザ光を走査して積雪面までの距離を計測し、100ポイント以上の距離データから異常値除去などをする信頼性の高い積雪深計です。
レーザ光をレゾナントスキャナで直線走査し、積雪面に向けて照射します。
測定ポイント毎に積雪面からの反射光が積雪深計に戻ってくるまでの時間遅れを取得し、光の速度を基に距離に換算します。
これらの距離データと予め記憶してある基準値(積雪ゼロの距離)との差を求め、三角関数で垂直距離に換算した後にポイント毎の積雪深データとして一時保存します。
得られた複数ポイントの積雪深データから凹凸の異常値を除外し、残りのデータを平均化して最終的な積雪深データとしています。
ダム貯水池の上流集水域にある雪を積雪深計で計り、雪解け期に貯水池に流入する水量の見通しを立て、春先に下流利水者に補給する放流操作を行っています。
豪雪地帯の鉄道では、軌道上に降った雪を除雪作業車で高架下へ投雪したり、軌道脇に敷設したパネル上に除雪し、温水を循環させて融雪する方法がとられています。
当社の積雪深計は北陸新幹線で使われています。
雪国の多くの自治体では「除雪計画」に基づき、指定積雪観測所を設けており、基準値に達した時に除雪車を出動させています。
※写真はイメージです。